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2012年1月7日土曜日

アドレスV125S 試乗「良かったなあ」:スーパーカブ110、PCX,ハーレーダビッドソン

本日、新型のアドレス V125Sを試乗しました。一言・・「良かったなあ」

実は、今の電動自転車にするまえ、原付2種にしようか散々迷いまして、その時にホンダのPCXとスーパーカブ110を考えてずいぶんと試乗させてもらいました。

どちらも「うーん・・」と思う所があり、健康回復のため結局、電動アシスト自転車・パナソニック・ハリヤにしました。

さて、どこが「うーん・・」だったのか・・

■スーパーカブ110

● 乗車姿勢がきつい!
シングルシートだと、私の体格(174センチ)では異様に直立気味でハンドルも手元すぎる。全体的に乗車姿勢がコンパクトすぎてせせこましい。

「これは長時間乗ると腰が痛くなるな・・」

でも、カブで長距離‥長時間ツーリングしてる人もいるんだし、慣れなのかなとも思いますが・・うーん・・パス

●ロータリー4段変速の変速が慣れない
慣れれば問題ないのかもしれませんが、信号が青にかわって、グアーンと右折するようなとき、ギアが合わない。2速発信じゃトロくていけない。1速発信だとフケ上がってしまう。慣れなのかなと思いながらもストレス溜まりまくりでした。
それと、これはもう慣れでしょうが、長年リターンのみ乗っていたためロータリー変速だとついつい、逆に・・・

■PCX

●トルク感を感じられない。加速感がない
乗車姿勢はラクラクだし、長時間のっても大丈夫だなと実感。でも、なにこれ?なんかトルク感がないんだよなあ。モーターのようなとでもいいますが、盛り上がりがないとでもいいますか、ボーッとというと失礼かもしれないが、淡々とのんびり定速気味で走るにはいいかもしれないが、キビキビ機動するにはどうも加速が弱い。40km・hぐらいまでは、まあ、スーッと加速するんですが、出足の1秒間が遅い。それと静かすぎる・振動もないせいか、どうにも車速は上がっていくのだが、加速感がない・・レーンチェンジで、スパットとトラクションかけながら立ち上がれない

●すり抜け機動がしにくいなあ
ノーマルではハンドル幅がありすぎるのもあるでしょうし、ホイールベースが長いこともあるんでしょうが、どうも渋滞時のすり抜けがしにくかった。ま、慣れれば大丈夫なんでしょうが、どうしてなんかなあ。立ち上がり加速が弱いからかな。

ちなみに、ハンドル幅があろうが、ホイールベース長かろうがガンガンすりぬけなんて結構出来るものです。昔、ハーレーのビッグツインで、ガンガンすり抜けしてたし。ハーレーは低速トルクバリバリだから楽だったが、PCXはそこが弱いからなあ。細いんですよ・・細いの・・

とういわけで、乗っていてストレス溜まってしまいました。

■アドレスV125S

さて、アドレスV125Sです。今回も、スーパーカブ110とPCXをまずは考えたのですが、

「そういえばアドレスV125は試乗してなかったな。一度乗ってみるか・・」

と近所で試乗できるところを見つけて、乗ってみると・

乗った瞬間に

「おひょー!出足、いいじゃないか!」
「お、加速感を感じるじゃないか!」
「うーん、レーンチェン機動、すり抜け、Uターン、ばっちりですなあ、ヒョイヒョイでっせ」

追い越し加速が結構いいので、狙ったタイミングでズバっと追い越しやすい、PCXはそれがしにくかった。「ブイン!」と「ブワーン」の違いかな。〔噂の旧アドレスV125 K5だともっと「ズバ!」なんだろうけど、ないものねだりしてもしょうがない・・)

「そのくせ、しっかりした安定性がある!ふらつかないねえ」

「それに、なにこれ?乗車姿勢が楽。250ccスクーターに負けないぞ」
新型のSになって足元がひろがったせいでしょうか・・・

「うーん、エンジンの鼓動を音と振動で感じる。その変化が加速感と一致している。気持ちいいなあ。いい過渡特性だ。」

「こりゃ高速乗れないことを除けば、長距離、長時間、問題ないじゃないかあ」

あっというまにお気に入り!あまりの良さに数分で試乗終了。

今まで50ccなみの車格ということで、50ccのような乗車姿勢、安定性なんだろうと思って視野に入れてませんでしたが、新型のv15Sは全然違いました。(もっとも、最近の50ccスクーター知りませんが)

アドレス乗りにいわせると、V125Sになって加速性能が落ちたということですが、加速してまっせ!と感じられる味付けなのでよしとしましょう!

伸びていく加速感を感じられるのが良い。

速くても加速感を感じられないバイクてのはつまらない。
比較するとPCXが、そんな感じだったな。

■番外編・ハーレーダビッドソンの気持いい加速感

余談ですが、加速感といえば、中には、直線を定速で走ってるのに加速感を感じるという不思議なオートバイがあります。

ハーレーダビッドソンです。

昔、本命 Ducati 対抗 BMWで・・結局、自分には最も合わないと思ったハーレーダビッドソン・ローライダー(1330ccエボ・エンジン)を買ったことがあります。

狙いは「ハーレーくらい遅ければ速度違反で捕まらないだろう・・」
(でも、捕まってしまい・・・なんのためにハーレーにしたのか・・)

さて、買ってみるとですね、意外なことに!

「60km・hくらいでも気持ちいいんです。ハーレーって」
国産大型で60km/hなんてのは居眠りの原因以外の何者でもない!(ま、オートバイで居眠りめったにしないけど・・比喩ですね・・比喩)

それに意外なことに

「ハーレってー、とても気持ちよくセルフステアで楽しく曲がるんです!」

そして、直線なんですが!

60km/hぐらいでトロトロ走ってると鼓動感がいいのですが、不思議に加速感を感じながら走るんですねえ。これには驚いた。理由はよくわかりませんが、大トルクで低回転で、ドドン・ドドンと回るわけですが、爆発と爆発のあいだに微妙に速度が落ちて、ドドンでグンと加速する、その繰り返しのせいかなあ・・よくわからないのですが、まあ、ハーレーはまっすぐ走っても、曲っても気持ちの良いオートバイでした。意外にヒラリヒラシ走りますし。

(ハーレーが遅い!鈍重!といのはハーレーが遅いのではなく、乗り手の技能の問題でしょう。ハーレーのカスタムショップに来ている車両を見るとタイヤ真ん中しか使ってないものばかり・・それに、なに考えてんだか、ローダウンして、真っ直ぐ専用仕様にしたり、操縦性もクソもないハンドルにかえたり・・・ま、走行性能殺してファッションオートバイが多いからでしょうな。でも、一台だけ、神奈川の宮ヶ瀬湖で、きれいにタイヤのはじっこまで使ってるハーレーをみました。感動したので乗り手と話して一緒に走りましたが美しいラインでコーナリングしてましたねえ。ちなみに訓練してないレーサーレプリカなんかはアウトからぶち抜ける程度の能力は持っているんです、ハーレーくん。ただし、当たり前ですが、まっとうにオートバイを走らせることの出来る人がのるレーサーレプリカにはとてもじゃないが、かないません・・・当時、車両が160万、ほぼ同じ金額をエンジン関係、サス関係、ブレーキ関係につぎ込み、「打倒NSR」を目指しましたが、きれいにハングオンできる乗り手が駆るNSRには、どわーっと置いていかれました。あと・・余談ですが、ハーレーのカスタムショップって、見かけ以外の性能向上は、たいしたことないですよ。ちなみに、エンジン関係はBMWが本来は専門の埼玉のAMS藤井の技術がすごかった。お世話になりました。藤井セッティングの私のハーレーに乗って、某有名なハーレー専門カスタムショップの店長が、悔しそうな顔で絶句していた。そりゃ出来がチガイマス!トルク特性の違いですな。ハーレー屋ってピークパワーばかりで過渡特性無視が多い・・)


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