docomoだけではなく、e-mobile, b-mobile, ソフトバンクの端末としても使え、キー入力に加え、どこでも利用できる音声入力と、高速にいいかげんに書いても認識してくれる優秀な手書き入力を武器に持つf-12Cだが、弱電界ではてんで使い物にならなかった。
今まで、f-12C、S51SE、GS02のGPS補足能力を調べてきたが、f-12Cだけが、はっきりと補足力が弱かった。空が開けている場所であれば、f-12Cであってもなんの不満もなく現在地を補足し続ける。しかし、窓際や室内という厳しい条件だと、他の2機種は補足してもf-12Cはダメという場合が多かった。これはトンネルを出た直後、どれだけ短時間で再補足できるのか? また、谷間や鬱蒼とした森林の中での補足力の差として効いてくる問題だ。
さて、現在実験可能なf-12Cは、私のV15と知人のV13の2台なのだが、本日、ドコモショップ町田店で V13->V20へのソフトウエアバージョンアップをしてきた。
(今のところ、e-mobile,b-mobileのsimしかないので、docomoのsimを借りて操作はアドバイスを受けながら自分でしてきた。同じドコモショップといっても、その場ですぐ出来る店と出来無い店があるので注意が必要。それに、b-mobileのことを知らない店員が多いのにはビックリした。docomo製なのに・・・)
バージョンアップが終わった所で、今まで最強だったGS02と比較すると
「あれ? f-12Cが、アッというまに衛星を補足していく・・すごい・・GS02に優る」
驚いて、S51SEを持ちだしてきて、室内の厳しい条件で比較すると、
「優劣つけがたい!」
というほどにGPSの衛星捕捉能力が高まっていた。
よかったねー
左からS51SE f-12c GS02 |
場所を入れ替えたりあれこれしていると、あえて順序をつければ
一位:GS02
二位:SE51SE
三位:f-12c
なのだが、僅差といっても良い差であり、f-12cが一位になることもあった。
(V13のときは、大差を付けられていて、f-12cをナビとしてつかのが嫌になったくらいだった)
さて、ナビをテーブルの上においた状態(静止状態)という条件なのだが、
GS2には、おおきな問題があることが分かった。
他の二機種は、概ね正しい方位を示すのだが、GS02だけは、あさっての方向を「北」と指し示すことが多かった。これは移動している場合は起きないと思われる。車内でGS
02を使った限り問題はなかったので、静止状態でコンパスとして使う場合にのみ起きる症状のようだ。
GS02(左)のいう北って・・・・ |
(立ち止まっている状態で、"GPS status & tools"のようなコンパス表示機能のあるアプリで、GS02を信じて「あっちが北だな・・」なんて思うと、とんでもないことになるだろう。移動しながらでないと方位は信用できない)
また、静止状態でGS02のみが、安物の磁石式コンパスがフラフラ指針が振れるのと同じ症状を示すことがあった。その場合でも、他の2機種は安定してどっしりと同じ方向を「北だよ」と指し示していた。
GS02は、最速に補足するけれど、静止状態では「急ぎごけ」の面があるようだ。
さて、帰宅して私のV15/f-12cと比較してみた。案の定、V20では現在地を特定できても、V15では補足出来なかった。"GPS status & tool”の衛星捕捉表示を見ると、V20で4個の衛星を補足しているとき、V15では、1個(まれに二個)だった。2個では当然現在地を特定できない。
さてさて、その結果を受けて、私も b-mobileでのwi-fiテザリングを諦めてV20に更新することにした。
■どうしてV20にするとGPS補足能力が高まるのか?
これは推測でしか無いのだが、ひとつのヒントが
「V20にするとバッテリの減りがとんでもなく早くなった」
というレポートが多数ある反面、
「V20にしたら、電池の持ちがよくなった」
というレポートもあることだ。
そして、バッテリーが弱点のS51SEでいうと、GPSをオンにしていると、みるみるバッテリーが減っていくこと。(そのGPS補足能力は優秀だが・・・)
これらから、v13は、電力をケチっていたが、V20では、他機種に対抗できるほどに電力をGPS機能に供給したのかもしれない。
その結果、
1:GPS機能は抜群に改善された
2:GPSをオンにしているとバッテリーの減りがはやい
3:GPSをオフにしていると、かえってバッテリはもつくらいだ
という推測物語・・・・
ま、そのあたりは資料もないしよくわからないけれど、GPSをオフにしている限り、バッテリの減りがはやくなったとは全く思われなかった。たかが半日なのだがそういう印象だ。
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